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三浦綾子文学

執筆者の写真: ミッション 祈りのミッション 祈りの

更新日:2023年6月11日

 三浦綾子さんの生き方というのは、どこまでも真実なんですね。


三浦綾子さんは、戦前、先生をしていたそうです。

教師として、生徒たちに、一生懸命、厳しくではありましたが、

心から、真剣に子供たちを教えていたのだそうです。


それが、戦争に負けて、天皇は神ではなくなり、教科書に

墨で、いろんな部分を、黒く染めなくてはならなくなった。

今まで真剣に教えていたことが、間違いであったことを認めなければならなくなった。


その時、綾子先生は、本当に生徒たちにすまないという思いと、

大変な、虚無感に襲われたのだそうです。


同時に、カリエスという当時の重病の発症で、自暴自棄になり、

自殺をしようとしていた。


そのような、綾子さんが、天地万物を造られた愛なる真の神を知って、

救われた後、また、苦しみを通らされますが、三浦光世さんとの

奇跡的な出会いに至るのです。


何年も綾子さんが病気が治るのを待って、光世さんは綾子さんと結婚します。

忍耐深く待った光世さんは、真実でしたが、綾子さんも、光世さんに対して

神に対する感謝の心を持って、真実を尽くすのですね。戦前の子供達に接した時に

誠心誠意、真実を尽くしたように、今度は、本当のキリストの愛なる神にあって、

光世さんと、周りの人々に、真実を尽くすのです。


自伝小説の「道ありき」には、そんな彼らの生き方が、書かれてあります。

そして、三浦綾子さんの小説には、彼女の、どこまでも真実な心の思いが、

表現されています。


それが、たくさんの人々に感動を与えてきたのだと私は思います。



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